1時間で読んだ本をメモるブログ

「30分読む→30分書く」という縛りプレイで読書メモを書きなぐるブログ

NLPは心の中の天使を育てる営みかもしれない

 

 

これ、何の本かと言うと、脳科学の本です。

 

NLPってなに?

神経言語プログラミング(Neuro-Linguistic Programming: NLP)は、
「人間の脳の動きをしっかり理解して、無意識レベルまでコントロールしてしまおう」
という、【そんなことできるの!?】と思ってしまうような学問です。

 

まず、心理学では、

「人間は本能的にネガティブな情報(過去の失敗、他人の嫌なところ)などに目が行きやすい」

という言われているのです。

 

失敗で受けたダメージが大きすぎるとうつ病やトラウマ(PTSD)にも繋がってくるのですが…これを「あらゆる行動と結果は失敗ではない」と捉えるように意識づけして

「脳本来の感じ方を、前向きな方に書き換える」

という考え方です。

 

これは、1970年代のアメリカで生まれた学問です。

当時のベトナム戦争の帰還兵達のトラウマをかかえていて、彼らを診たセラピストたちがいました。
「セラピストたちがトラウマを治すためにどんなコミュニケーションを取ったか」

を研究することで生まれたのが、この学問です。

 

「頭の中に天使と悪魔がいる」とよく言われるが、精神を病むと悪魔しか見えなくなる

 

私がこの本を読むきっかけも、ある人へのトラウマがきっかけなのですが…

 

トラウマが一番ひどい時は、日常の関係ない場面で

「アイツにあんなにバカにされて悔しくないのか」
「あんなヤツをヨイショしているバカが世の中にたくさんいるのは理不尽なんかおかしいと思わないか」

と四六時中怒り狂ってる【もう一人の自分】がいる感じでした。

 

頭では「もう終わったこと」「関わるだけ時間の無駄」とわかって新しいことに取り組んでいるのですが…それができないことにも、かといって危険を感じてることにもすごいストレスを感じていました。

 

ただ…これは「脳の本能的な受け取り方」なのです。
何か酷い目にあったら、それを極端に避けるか、危険が去ったと確信できる世界になることを強く望みます。

 

でも、現実問題として世界を変えるより自分が反省して気をつけたほうが早いし、心が健康になります。

 

物事のポジティブな側面が見えると「相手の不快な行動」に対してもすこしだけ優しくなれる

トラウマになっている人物は

誰に頼まれたわけでもないのに、かってに仕事を詰め込んで、私に当たり散らし、面白くもない自慢話もいっぱいしていました。

私はその人に2ヶ月も全否定され続け、事あるごとに煽られる挙げ句、ウソまで世間に広められたのが嫌で嫌で仕方なかったのですが…

 

この画像を見て少し、考え方が変わりました。

仕事を詰め込んで「私は必要とされた人間なんだ」と思いたかったり、
ぼくに自慢話をすることで「新しい仕事の最中で承認欲求が満たされないから、私に自慢することで褒めてほしかったんだな」みたいに、嫌いな人が少し人間味がある人物に見えました。

 

私も私で

・「イライラすると、他人に酷いことを平気でする人物が、もう一生関わらないぐらいに距離をおいてくれてよかったなぁ」
・「少し勉強しただけで、本人の専門分野でさえしっかり修めきれてないことがわかってしまうほどハリボテな人物と話す時間が減ってよかったなぁ」

・腹が立って、「じゃあいいよ!お前の得意分野で勝てるぐらい勉強してやる」と意固地になったことで、畑違いの心理学・脳科学まで勉強できてお得だったな

みたいに、ポジティブになっています。

 

 

 

 

物事をポジティブに捉えるのは、「周りから見た素晴らしい人」ではないのです。

むしろ、
物事のいい面を捉えようとすることで、嫌があってもされてもケロッとしてるところが、他人から見たら不気味・イライラする
という武器にもなり得るのです。

 

世の中には物事をネガティブに、シリアスに捉えているように振る舞ってる方が、空気を読んでいるように見えるシチュエーションだってあります。

スポーツの世界では「笑顔なんて真面目にやってない証拠だ」「悔しがらないのはハングリー精神が足りない」といった考え方が根強かったですが…イマドキの超一流選手はいつでもケロッとしていて、話してみるととてもポジティブな人が多いのです。

 

ネガティブな悪魔に耳を傾けるよりもむしろ、ポジティブな天使に耳を傾ける方が健康的ですし、危険な相手の隠れた弱みが見えて、こちらがポジティブだと不気味がるので…オススメです。

 

NLPの本をもっと読んでポジティブ天使を育てて、人々から「エンジェル三沢」と呼ばれるまでになりたいと思います

 

 

togetter.com

 

全部読んだ感想はこっちに書きました

 

このブログについて

 

このブログの概要

このブログは、個人的な読書メモをするためのブログです。

「30分で本を読めるところまで読んで、30分でブログでメモする」
という個人的な学習のためのブログです。

 

 

きっかけは「記憶力」に頼りすぎた読書に限界を感じたから

最近、本をたくさん読まないといけない用事ができて、

 

本の虫である友人(以下、蟲さん)から

「お前の読書はまるでなっちゃいねぇ」

という趣旨のことを言われました。

 

実際の蟲さんは、種類の口調のキツさではなく、気になったことは何度も小言で言ってくるタイプの人で、私も

「同じことを3回言われたら、さすがに指摘しては蟲さんにムスッとされる」
という関係性です

 

これ、「蟲さんとぼくが仲が悪い」という話ではないです。

 

このエピソードで言いたいことは3つで、
1,ぼくの記憶力自体はいい。たまに、蟲さんも忘れてることまで覚えてる。
2,でも、「要約しよう」という意識が蟲さんほど強くない。だから、本を読んだ時にぼくは情報に振り回されてしまうが、蟲さんは本の大事なところだけ覚えてるし、癖のある本も読みこなせる。
3,人は重要なことを覚えるのではなく、何度も繰り返されたことを覚えやすい。

 

言い換えると、
「記憶力がいいぼくが」
「ちゃんと、本の大事なところを要約する意識で読んで」
「読書と、ブログで2回覚えたいことをしっかりメモする」
ということをやれば、学習効果が上がるというわけだ。

 

蟲さんは確かに本をたくさん読む人ですが…他の人と違うのは、
筆まめな読書家」
であることです。

 

(うちの母は読書家なのですが、作品のストーリーや感銘を受けた部分をアウトプットしているところを、私も父も見たことがありません。
だから「読書なんかしてもあんなのしかできないじゃん」と、かつての読書自体の価値をすごく低く見ていました)

 

インプットとアウトプットを繰り返して
「残したいことを何度も頭に刷り込んでいく」
というのがとても重要なのです。

 

このブログについて

 

そこで、
「もう読書メモのためのブログを作ろう」
「記憶力に頼っていると、覚えたいことがたくさんある本を読んでるとパンクするよ」
「読書はもっとサクサクとやっていかないと、しんどいし、インプットできる量も限られてしまう。だから、時間制限してスピードを上げるんだ」
という、蟲さんのアドバイスもあって、このブログを作りました。

 

そのため、このブログはしっかりした記事を書くというよりも
「本を読んでいる時の臨場感重視」
のブログです。

 

ネタバレ多めだし、トレンディーな要素も少ないので、ブログとしてはとてもピーキーだと思います。

 

それでもいい人は、このブログを読んでやってください。

 

よろしくお願いします。

 

 

追記

「友達を蟲呼ばわりなんて、このブログの管理人は性格が悪い」

と思うかもしれませんが…これについては性格の悪さ関係ないです。

 

本の虫以外にも個人的な関係でも「蟲」に縁があるエピソードがあって、敬意を込めて「蟲さん」と呼んでます。

 

ブログまで作って「言われた学習方法を取り入れよう」としている時点で、大リスペクトですよ…
しかも、2人しかわからない個人的なエピソードで仮名を作ってるわけですから、親しみまで込めてますよ!

 

虫じゃなくて、「蟲」であることで、何人か気づいたかもしれないけど…気づいたあなたは…すごい!